入浴するべき理由

「最近ストレスが溜まりやすくなった」「気持ちが落ちつかない」など、なんとなく心身の不調を感じている方は多いのではないでしょうか。

おうち時間が増えたことで、気持ちのゆらぎに戸惑っている方もいるかもしれません。そんなときは、入浴によるリラックスタイムで心身のデトックスを行いましょう。

今回は、入浴するメリット、入浴に最適な温度を紹介します。おうち時間を持て余している方、もやもやとした心をリフレッシュしたい方は、ぜひご覧ください。

入浴によって代謝が高まると、肌の調子が良くなります。中学生や高校生はストレスや環境による変化で肌が荒れやすくなります。

代謝が上がった状態は、運動前のウォーミングアップをしたときと同じ状態です。運動前に入浴し、身体を温めれば、怪我などもしにくくなると思います。

入浴すると体温が上がり、代謝が高まります。身体のなかに溜まった老廃物や疲労物質が体外へと排出されやすくなるほか、血液によって身体の隅々まで酸素や栄養素が運ばれるため、身体がスッキリして疲れなどが和らぎます。

また、同じ体勢により肩や腰の痛みに悩んでいる方もいるでしょうが、これらの痛みは筋肉が緊張しておこるため入浴によって筋肉や関節の緊張がほぐれ、改善する可能性が高いと言えます。

このほか、入浴すると副交感神経の働きが優位になります。優位になるとリラックス効果を感じやすくなるので、気持ちも楽になるでしょう。

人は眠りにつくときに深部体温が下がり、この働きによって快適な睡眠がなされています。

何もしなくても自然に体温は下がり眠くなりますが、入浴によって深部体温をちょっと上げることで入眠をスムーズにし、良質な睡眠をすることが出来ます。

入浴は、就寝する1～2時間前に済ませることが大事です。良質な睡眠には、皮膚温度が高く、深部体温が低くなることが理想です。入浴することで皮膚の血流をアップさせ、皮膚から熱を放散させて深部体温を下げることで、夜はぐっすり寝ることができるのです。

半身浴をすると、肌のデトックス効果が得られます。

そもそもデトックスとは何かと言うと、「解毒」という意味で、体内に溜まった毒素を放出する健康美容法です。

半身浴にすることで、体温がじんわり高まり、汗をかきやすくなります。汗は老廃物を体外へ排出する役目があるので、半身浴によってサウナのように効果的に身体を温めれば、汗をかきやすくなるでしょう。

プラスとしてマッサージをするのもとてもいいかもしれません。

入浴によって身体に水圧がかかると、皮下の血管にも圧力がかかります。ポンプのように血液が押し出され、心臓の動きが活発になるので、血流やリンパの流れが改善します。

血流の改善は冷えの解消にも効果的なので、長期に悩んでいる方にも入浴はおすすめです。

入浴の際は、温度設定に注意しましょう。疲労の解消やリラックス効果などの効果は、体温より高い温度で、一定の時間入浴しなければ意味がないです。

お湯の温度は体温よりも高い38～40℃ほどが理想で、入浴時間は10分程度が目安です。熱いお湯が好きという方や、長風呂が好きという方もいますが、温熱効果を得るためにはおすすめできません。
また、長く入浴すると体温が上がりすぎて、湯あたりしてしまいます。

これから冬も近くなって寒くなる季節ですので、皆さんもぜひ試して見てくださいね！